梁の交換

基礎ができ、一旦柱はまた地面に落ち着きました。

土台を乗せ、根継ぎをし足回めをする前に梁の交換をします。

足の固まっていない今なら柱を上下左右に動かせますので

梁を仕口から外すことができます。

パズルのようにあっちの柱を動かし、こっちの梁を持ち上げ、、、、

で、ダイニングの上の梁を4本交換しました。

足場がたくさんかかっていてわかりにくいですが、

写真の室内の横架材木は1本しか残っていません。柱もありません。

(手前左端の床も片持ちでたれ下がっているだけ。)

DSC_0288DSC_1185

交換した梁です。

大工さんの目は確かですね。芯はたったこれだけしか残っていませんでした。

そして、梁の架け替えです。

こんな立派な、きれいな梁丸太がするするっと上がって

2時間ほどであっという間に4本かかりました。

元々の柱の仕口もきれいに使えたそうです。

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こんな曲がった梁丸太を、他所の作業場で刻んで、現場でぴったり合わせてくる、、、

これも伝統工法の木組みに、遊びがあるからできる芸当なんでしょうね。

何よりも、監督さんの職人としての腕に脱帽です。

まるで ” わたくし、今まで160年ここにいましたよ、、、”という顔で納まっていますね。

 

こちらが終わったら、次は違う箇所です。

道路に面した隅柱が1本上から下までダメで、

更に、継がれている梁丸太、軒桁がそれぞれやられていました。

これらの部分は表の出格子、土壁、虫籠窓、屋根、、、、と絡むところが大変多く

もう、、、、もう、、、(ああああああああ)

DSC_0388.jpg

泣いてばかりもいられません。構造躯体を健全にしないことには前に進めません(号泣)

ちなみにこの家は伝統的建築群に指定されている建物のため、

表の立面に手を加えることはできません。必ず元の(本来の)形状に戻す必要があります。

 

下の写真は準備のために他の梁を支え始めたところ。

矢印の軒桁が交換です。DSC_0431

厨子(つし)の様子です。

一番奥の梁丸太も仕口と、仕口から3尺くらいやられていたので交換です。DSC_0280DSC_0518

これが取り外された様子。

しばらくは新材の刻み作業になります。

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