“旧浅原家住宅のすまい”と名付けた我が家は、
ほぼ当時の間取りを踏襲しましたので廊下がありません。
土間があって、和室の続き間、板間の続き間が隣り合わせにあり
襖や障子を開ければそこは必ずどこかの部屋に繋がります。
それが子供達には楽しく新鮮なようで
我が家に遊びに来た子供達は必ず一度はかくれんぼや探検を始めてしまいます。。。。
”ここを開けるとどこに繋がるのー?”
”この扉はなにー?”
”この階段はどこに行くのー?”
(階段も3つあり、それぞれ行けるところが違います)
子供達がぐるぐるぐるぐるぐる、、、、、
押入れを開けるなー!!と言っても、いかんせん実際に押入れに階段が隠れていたりするので
子供達はワクワク。
きっとこの襖もどこかに繋がるに違いない!!!と。
さて、そんな我が家にも動物が来まして。猫を2匹家族に迎えました。
こんな家ですから、猫にとっても楽しくないわけがないようで
毎日家中を猛烈に走り回っています。
土間-板間の段差もただの楽しい障害でしかありません。
段差ばっかりのこの古い家は彼らにとって椅子、テーブル、土間-板間、ソファ
ぴょんぴょんぴょーーーんと全部がフラットにただの足台にされています。
もちろん、表の柱や梁なんかもただのその一つです。
娘はなぜかこの柱に登るのが好きだし、よくぐるぐる周りを回っているし(楽しいらしい)
猫も冒険する場所だと思っているし、、、
夜なんで写真ブレブレですいません。
ああこれが動物たちのあるべき姿なんだなぁ。。と感慨深くなりますね。
(諦観してるとも言う)
よくこの家に遊びに来る方なんかは
「この段差危なくないの」「この階段のスケスケは誰か落ちていないの」
とよく聞かれますが、全然平気ですね。
子供達の方が一瞬で順応して、取り入れて気をつけています。
それこそ猫のように、ぴょんぴょんぴょーんと軽やかに家を駆け回っています。
“動物”に近い方が、こういうのは受け入れ易いんだろうか??