春になりましたね。今週ずっと暖かいので外にでてちょこちょこ作業をしています。
さて。
昨年から温めていたのですが、東海道五十三次47番目の宿場町、
ここ関宿の町家で小さな本屋を始めます。

150冊程度の小さな小さな本屋さん。
自宅兼事務所の玄関土間を改装し、建築、デザイン、自然関係の本を扱う予定です。
OPEN予定は4月1日を予定していますが、どうなるかな。
本が届いて並べてみてです。
関宿には本屋が無くなって久しく、本屋が一軒もありません。
ここから新たに本屋を予防にも、関宿は町のはずれでこの先は峠のみ。
確かに観光客は来ますが、集客の母数が書店の維持には難しいです。
ならば、一家に一軒みんなが本屋を持てばいいのでは?
大きな書店の維持を一人では難しいけれど、みんなで分野を分散して、
小さな本屋をたくさん作って、商店街のようにこの分野はあっちの本屋、
この分野はあっちの本屋、とうろうろしたら
町は小さなリスクで本屋を維持できるし、遊びに来た人は町歩きがもっと楽しくなるし
とってもいい案なのでは??
実はこういった思い出、近所のイタリアンosteria Motiveさんが
昨年秋より一足先に小さな併設本屋さんを始められました。
それに賛同し、許可をいただいて分野を分けOPEN、展開していこうとなりました。
基本は私が在宅で仕事をしている間のみのOPENで、
始めは150冊~200冊か始めて、様子を見ながら調整したり増やしたりしていきます。
いかんせん、本屋さんなんてやったことないですからね!!!!
バイトもありません。(なのに我ながらすごいな)
取次との契約も!!!!することになるなんて、夢にも思いませんでしたね。
私は関宿が結構気に入って住んでいるので、ここが豊かになるならなんでもいいんです。
民泊もその一つの解決策のつもりで運営しています。
外からは魅力的に見えるのに中にいる人は町家のことをただ不便なだけだと思って
裏に小綺麗なハウスメーカーの家を建て、手前を空き家にして裏に住んでいます。
ハウスメーカーそれ自体はまあいいんですが、せっかくの町家の価値を、ただ持て余している。
使い方なんていくらでもあるのに。
綺麗事は置いておいて、町家がお金を産むっていうダイレクトな方法が一番維持にいいので
こういう方法もありますよ〜っていうので、民泊を自分で実践をしています。
でも、初期投資に我が家は100万円ほどかかっています。
水回りを綺麗に直し、畳張替え、家電一式揃え、家具等はほぼ買っていません。
もう3年目の現在ではその分は回収していますが、持て余している建物にその投資は難しいかもしれません。
では、本屋はどうだろう?
モーティブさんも、私もですが基本、本職があり、そちらで食べる分を稼ぎ、
余力で維持できるだけの小さな小さな本屋をする。
モーティブさんは本棚ひとつ分の本屋です。
初期投資10万円ほど。これが10軒あったら?
本棚ひとつだと、まるで誰かの本棚を覗いているようですね。
でも、本好きって人の本棚大好きじゃないですか。
それが、町全体に散らばっている。
これってとっても楽しいなって。
そうやってリスクを小さく、楽しいことを広げたら
また誰かが町を魅力的にするための何かを始めてくれるかもしれない。
そうして、少しずつ、空き家が新しい人若い人で埋まって行けば町は豊かに維持されていく。
まあ、やってみましょう。なんとかなるし、きっと楽しい。